【大分県版】住宅購入に適したタイミングと年齢|平均データとベストな時期を解説

親族や友人・同僚など、身近な人が続々とマイホームを建てるのを目にして、「そろそろ家づくりも視野に入れた方がいいのかな」と感じている方も多いと思います。

経済的合理性だけを考えれば、住宅は早く購入すればするほど望ましいとされています。

しかし営業マンの巧みなトークや周りの意見を鵜呑みにし、十分な計画なく住宅を購入したばかりに、教育費などの支出と住宅ローンのダブルパンチで生活がカツカツ… と悩む方は実は少なくありません。

一生に一度の大きな買い物であるからこそ、住宅購入にベストなタイミングと年齢を知り、少しでも満足感の高い住宅購入を行いたいですよね。

そこで本記事では家づくりのプロが住宅購入に関するデータから、住宅購入に適したタイミングや考慮すべき4つのポイントを解説します。

1.大分県・住宅購入に関するデータ【年齢・世帯年収・家族数】

まずは大分県における住宅購入に関する、年齢・世帯年収・家族数・住宅購入理由の情報を紹介します。全国と福岡の情報と合わせて表にまとめましたので、大分で住宅を購入する際の参考にしてください。

なお、全てのデータは「注文住宅のみ購入した世帯」「土地と注文住宅をまとめて購入した世帯」の2つに分けて紹介します。

参考資料:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2018年度集計表)

 

1-1.大分の注文住宅購入における年齢データ

<言葉の説明>

  • 中央値:データを小さい順(あるいは大きい順)に並べて、真ん中に来る値。肌感覚として、平均よりも現実に近い値となることが多い。 
  • 平均:全ての数値を足し合わせ、データの個数で割った値。

ユーザーに自分ごととしてとらえてもらうための言葉を足しました。

<注文住宅のみ購入した世帯>

  中央値 平均
全国 40.0歳 42.7歳
大分県 40.0歳 42.4歳
福岡県 40.0歳 42.5歳

 

<土地と注文住宅をまとめて購入した世帯>

  中央値 平均
全国 35.0歳 37.5歳
大分県 35.0歳 36.7歳
福岡県 35.0歳 36.7歳

大分・福岡・全国をまたがり全体的に、土地と注文住宅をまとめて購入した世帯の方が中央値と平均どちらも年齢が低い傾向にありました。各世帯で比較すると、地域によって年齢の変動はそこまで無いようです。

 

1-2.大分の注文住宅購入における世帯年収データ

<注文住宅のみ購入した世帯>

  中央値 平均
全国 521万円 592万円
大分県 531万円 611万円
福岡県 510万円 572万円

 

<土地と注文住宅をまとめて購入した世帯>

  中央値 平均
全国 544万円 611万円
大分県 514万円 577万円
福岡県 527万円 597万円

大分県は注文住宅のみ購入した世帯において、中央値は7県ある九州の中で2位、平均は1位を記録し、全国と比較しても世帯年収が高い傾向がありました。

しかし大分県で土地と注文住宅をまとめて購入した世帯年収は、中央値と平均ともに九州の中で4位であり、全国からも差が見受けられました。

 

1-3.大分の注文住宅購入における家族数データ

<注文住宅のみ購入した世帯>

  中央値 平均
全国 4.0人 3.7人
大分県 4.0人 3.7人
福岡県 4.0人 3.9人

 

<土地と注文住宅をまとめて購入した世帯>

  中央値 平均
全国 3.0人 3.3人
大分県 3.0人 3.5人
福岡県 4.0人 3.6人

大分・福岡・全国をまたがり全体的な傾向として、土地と注文住宅をまとめて購入した世帯の方が少ない家族数であることが伺えます。ここまでのデータから推測すると、結婚して子どもが1人生まれたタイミングで土地と注文住宅を購入するケースが多いと言えそうです。各世帯で比較すると、地域によって家族数は大きな差はありません。

 

1-4.大分で注文住宅を購入する理由

<注文住宅のみ購入した世帯>
  1位 2位 3位
全国 住宅が古い(38%) 住宅が狭い(33%) その他(9%)
大分県 住宅が古い(41%) 住宅が狭い(40%) その他(5%)
福岡県 住宅が古い(39%) 住宅が狭い(37%) 世帯を分ける(*),その他

(6%)

*「世帯を分ける」に結婚は除きます。

<土地と注文住宅をまとめて購入した世帯>
  1位 2位 3位
全国 住宅が狭い(58%) 住宅が古い(10%) 結婚(7%)
大分県 住宅が狭い(67%) 住宅が古い(11%) 家賃が高い(7%)
福岡県 住宅が狭い(63%) 住宅が古い(9%) 家賃が高い(7%)

注文住宅のみ購入した世帯では、注文住宅を購入する理由として「住宅が古い」「住宅が狭い」がほとんどを占め、あまり地域差は見られません。

その一方で土地と注文住宅の両方を購入した世帯では、「住宅が狭い」と答える世帯がどの地域でも大多数であることが伺えます。全国や三大首都圏では「結婚」も住宅購入の理由として約10%ほどの割合を占めるものの、九州ではそのような傾向は見られませんでした。

前段落の推測を踏まえてもやはり、九州では結婚して子どもが生まれて住宅が手狭になったと感じて土地と注文住宅の購入を考える世帯が多いと言えそうです。

 

2.住宅購入に適したタイミング(1)ライフイベントに合わせる

子供の誕生や結婚など、ライフイベントに合わせるのが住宅購入に適したタイミングです。最近では結婚など、様々なライフイベントから自分が気を熟したと思った時に、住宅を購入する人が増えています。

 

2-1.子供の誕生:小学校入学までに家づくり

一般的に住宅購入のタイミングとしてよく挙げられるのが子供の誕生です。子供が小学校入学までに家づくりができると、その後の教育の方向性も定めやすく、適切なタイミングの一つだと言えるでしょう。

子供の誕生と共に住宅購入をする際は、大学進学など教育費がかかる時期に、教育費と住宅ローンの両方を支払えるか、しっかり考慮する必要があります。

 

2-2.結婚:一番長く家に住むのは夫婦。

ライフイベントに合わせた住宅購入のタイミングとして、結婚も挙げられます。子供は長くても18歳までですが、一番長く家に住むのは夫婦のため、家族の形がまだ決まっていない段階でも家づくりをスタートさせるのは理に適っていると言えます。

最近ではまだ子供がいない夫婦であっても、結婚を機に住宅を購入するケースも珍しくありません。私たちのところで実際にあった話を紹介します。 

20代後半のAさん夫婦は、結婚後すぐ、お子様がいないうちから家づくりを始めました。

子供部屋としても使える部屋を2階に作りましたが、子供が巣立った後の夫婦二人暮らしも想定して、将来的には平屋使いができるようにしたのです。

このように必ずしも子供がいなくても、夫婦二人が納得したその時から家づくりは始められます。私たち自身も家族の形が決まらなくても、家づくりはできると勉強になった貴重な経験となりました。

 

3.住宅購入に適したタイミング(2)お金と年齢の問題を考える

お金や年齢の問題から、住宅購入に適したタイミングを考えるのも得策です。一度購入したら変更が難しいからこそ、お金や年齢などの現実的な側面と照らし合わせながら、中長期的な観点で住宅購入を考えていきましょう。

 

3-1.理想は退職直後までにローンを返せるタイミング

住宅を購入する時期の一般的な理想は、退職まで、もしくは退職直後までにローンを返せるタイミングとされています。

ライフプランを描ききっており、退職後の生活も問題がない場合や、退職がない職業の場合は上記以外のタイミングでも問題ないでしょう。

 

3-2.目安は30代中盤。この時期までに頭金の貯蓄が鍵

住宅購入に適したタイミングとして、30代中盤という年齢は一つの目安になります。この時期までにある程度の頭金を貯められるかが鍵です。

賃貸で住み続ける場合、家族で住む際は約7~8万円の家賃が月々かかりますが、長い目で見た時に、年金生活で今の家賃を払いつづけていけるのかを検討する必要があるでしょう。また、賃貸費用は住宅購入費用と異なり、将来的に自分のものにはならないものにかかるお金です。

一方で賃貸には住み替えができるというメリットもあります。一回住宅を購入するとそこから離れるのは難しいですが、賃貸の場合は必要性に応じて住宅グレードの上げ下げができるため、状況に合わせて自由に住む場所を選択しやすいのが特徴です。

 

4.住宅購入の際に考慮すべき4つのポイント

最後に住宅購入の際に考慮すべき4つのポイントを説明します。人生の三大支出とのバランスや人生の設計図(ライフプラン)と照らし合わせながら、教育費とローンの関係、年齢が上がった時に住宅を購入する場合のデメリットをしっかり把握しましょう。

 

4-1.人生の三大支出(住宅・教育・老後)とのバランスを考慮

人生の三大支出である、住宅費用・教育費用・老後資金のバランスを考慮した上で、住宅を購入するのが大切です。三大支出の中でも教育費用は子供の希望により変動幅が大きく、老後資金も生活していくための費用であるため、なかなか自分ではコントロールしづらい費用です。

そんな中、三大支出の中で唯一自分でコントロールできるのが住宅費用です。住宅の広さや間取り、デザインや住宅ローンなど、世帯や家計状況、好みを考慮し、自分に合った家づくりを行いましょう。

 

4-2.人生の設計図(ライフプラン)を描いてから、住宅費用を考慮

住宅費用は教育費用・老後資金を引いた上で、理想とする人生の設計図(ライフプラン)を描いた後に考慮することをおすすめします。先述の通り住宅費用は自分でコントロールできる費用であるからこそ、一番はじめに考えるのは得策ではありません。

まずは生活や余暇、趣味など、理想的な人生の設計図を明確にすることから始めましょう。それらの優先順位をつけた上で住宅費用について考えることで、人生全体のお金の流れやバランスが見えやすくなります。

例えば、どんなに素晴らしい家を建てたとしても、旅行にも行けず、趣味も持てない暮らしになったらそれは理想的な家と言えるでしょうか? どんな人生を送りたいかということから逆算することが大切です。

住宅購入した後も満足感・安心感の高い暮らしができるよう、焦ることなくじっくり家族とともに考えてみてください。

 

4-3.教育費が上がるタイミングでショートしないか確認

先述の通り住宅を購入する際、子供の大学進学等で教育費が上がるタイミングでお金がショートしないかを入念に確認しましょう。教育費は学費だけでなく、下宿代や食べ盛りの食費も含めて想定する必要があります。

とは言え、なかなか具体的な想像は難しいと思うので、ライフプランのシミュレーションを行ってくれる住宅会社や保険会社などに相談してみるのも良いでしょう。ただ、その住宅会社や保険会社が客観的なアドバイスをしてくれるのかは気になるところ。

その際には、一般論だけでなく家庭の状況に合わせてカスタマイズしてくれるかどうか、というのも業者を見極めるポイントとなります。

例えば、一般的には4人家族の平均的な食費は9万円と言われています。しかしお昼ご飯に2合もご飯を食べるような男子高校生が2人いる家庭であれば9万円以上の食費がかかるというのは想像に難くありません。このように家庭の状況によってかかる費用は変動します。

ライフプランはあくまでシミュレーションのため、自分が当事者としてどこまで一生懸命作られたかが鍵になります。業者の話だけを鵜呑みにせず、当事者として向き合いライフプランの作成を行うのがポイントです。

 

4-4 返済期間が短縮されるなど、年齢が上がる際のデメリットも

退職後には年金がもらえるとはいうものの、やはり住宅ローンは退職時には返しておきたいもの。年齢があがればあがるほど、退職までの年数は短くなります。

年金生活のなかで住宅ローンの負担をしていくことを避けようと思えば、ローンも短期間で返済しなければなりません。もちろん期間が短くなった分月々の返済額は多くなりますので、いたずらに住宅購入を遅くすることはおすすめしません。

返済のタイミングや払い続ける家賃のデメリットを認識した上で遅らせるのは良いものの、なんとなく伸ばしているのであれば、お金がもったいなのではというのが正直な感想です。

住宅を購入するタイミングはお金が得だからという理由だけでなく、家族の課題を解決するというもっと個人的な理由であるべきだと考えます。

ただ、経済合理性だけを考えたら、家を建てるのを遅らせる理由はありません。住宅を購入する理由ができたタイミングでスピーディーに行動に移すことをおすすめします。

 

【まとめ】大分県版・住宅購入に適したタイミングと年齢

大分県での住宅購入に関するデータから、住宅購入に適したタイミングや考慮すべき4つのポイントを説明しました。

ライフイベントやお金、年齢など、住宅購入に適したタイミングは色々な切り口があります。どのタイミングが適切なのかは個人差があるため、三大支出のバランスやライフプランと照らし合わせ、総合的に考えることをおすすめします。

ただし年齢が上がると住宅ローンの返済期間が短くなるなど、デメリットも大きくなります。住宅を購入する年齢は30代後半が目安とされており、適齢期に近い場合はいつでも住宅を購入できる準備をしておくのが望ましいでしょう。

本記事が少しでもあなたの家づくりの参考になれば幸いです。


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