緩やかなスロープでのアプローチとシンプルな外観
住み続けていく中で、「古くならない」ように
外観はシンプルな四角で統一しつつ、外壁は白の塗り壁と落ち着いた色彩の杉材を用いました。
お庭から玄関へと続くアプローチには緩やかなスロープが設けられ、
今後、年を重ねる中でも住みやすくなるように工夫されています。
家族も来客も使いやすい玄関の二つの動線
玄関はお客様もご家族も使いやすく。
来客時にはお客さんがたくさん来ても同時に靴を脱ぎ着できる広さを確保しながら、
ご家族は上着をおいて、すぐにリビングに入れるもう一つの動線をご提案しました。
家族がどこにいても気配を感じられるリビング
リビングとダイニングとキッチンの動線はコンパクトに。
リビングからは家中の気配を感じることができます。
キッチンから見えるご主人の趣味部屋には、格子を設け、
プライバシーを確保しながらも、ゆるやかに雰囲気を感じられるようにしました。
ひとりの時間も豊かに
ご主人のお部屋は畳敷きにカウンター部分を掘りごたつに、
杉材で格子を設けることで、家族の気配を感じつつ、視線を遮ることができ、
安心感と落ち着きを確保しました。
奥様のお部屋はご趣味の裁縫やトールペイント等をゆっくりと行えるように、
カウンターテーブルと収納棚を確保しました。
造付けの桐箪笥
W.I.C.(ウォークインクローゼット)には、
奥様の着物を収納するための箪笥を造り付けでつくりました。
こうした収納に気をつかえるのも、注文住宅ならではですね。
【編集後記】
撮影には、担当の住宅アドバイザーと広報担当でお伺いをします。
広報担当がカメラマンの方と打ち合わせや撮影をする間、
アドバイザーはお施主様と思い出話に花を咲かせたりするのですが、
今回のお宅では、随分とお言葉に甘えて、
コーヒーを淹れていただくことになりました。
キッチンのカウンター部分に座り、お話をする姿を見て、
お引き渡しが済んでも、気の置けない関係でいられることをありがたく思いました。
今後とも末永く、ご家族らしく過ごしていただけたらうれしいです。
(建築地:佐伯市 注文住宅)