大胆かつ無駄のない造形
外観は六角形の部分が印象的で、
一見するとデザイン性を重視したものに見えますが、
実は内部の空間との兼ね合いから生まれたものです。
隣に立つ前回の施工事例も代表の設計でしたが、
一組ひとくみまったく違うお家になるのが、注文住宅の面白さですね。
六角形のエッジと建物の基礎の部分のエッジを出すのは、
現場監督のこだわりポイントでした。
太陽の当たり方で、見え方が変わるのも魅力ですね。
必要十分な広さの玄関
玄関のスペースは狭すぎず、広すぎず。
応接スペースまでの空間はゆったりと確保し、
公と私をわける役割を果たします。
柔らかな陽射しが降りそそぐ応接スペース
外側から六角形に見えていたのは、この応接スペースです。
あたたかな陽の光を感じながら、
談笑をしたり、お茶をしたりすることができます。
調度品もとてもすてきですね。
距離感が近く感じられるキッチン
キッチンは対面式にすることで、
料理やお茶の準備をしながらでも、
お客さんと距離を近く感じることが出来ます。
もてなしの準備をしながら、会話する姿が想像できそうです。
キッチンからはダイニングだけでなく、
リビング、応接スペースともつながりを感じることができます。
プライベートの時間も充実させて
パブリックとプライベートをどのように考えるかは
家づくりの永遠のテーマですが、
今回のお家でも、プライベートをしっかりと確保できるようにしています。
和室は床の間も設けて、
季節の移り変わりを表現できるようにしています。
ご主人の書斎スペースは過不足ない広さでありながら、
上部に窓を設けることで、明るさも確保しました。
【編集後記】
この二組のお家づくりは、家づくり勉強会に
奥様がお二人で来られたことから始まりました。
何度もの、濃密な打合せの末、出来上がったお家と、
家づくりの過程は僕たちにとっても大切な経験と時間でした。
お二組の暮らしがもっと、ご家族らしくなっていたらうれしいです。
(建築地:佐伯市 注文住宅)