大分・臼杵・佐伯で平屋を建てる際の注意点を解説!失敗しないための3つのポイントも紹介
「どうせ住むなら、平屋がいいよなー」
最近、平屋住宅に住みたいというご相談をよくいただきます。
これまではシニアの方が建て替え・住み替えをする際によくいただくご要望でしたが、
20代~30代の若い世代からのご相談も多くなりました。
しかし、ちまたにあふれる平屋建てのうわさ(「平屋はどうやら高いらしい…」等)や、
これまで平屋に住んだことがないからという理由から、
「本当は平屋に住みたいけど相談していいのかな」とお考えの方も多いようです。
今回は平屋を建てる際の注意点や 失敗しない為のポイントを一緒に確認をしていきます。
ポイントは3つだけです。
不安なく、後悔なく家づくりを進めるためのご参考になればうれしいです。
Contents | 目次
1.新築平屋の施工写真を紹介
大分県臼杵市に建つ平屋。
臼杵のシンボルカラーである白を使用し、古くて新しいデザインを表現しています。
左手に見える木の部分は臼杵市の蔵をイメージした倉庫。
このように平屋は、利便性だけでなく、理想の世界観をシンプルに演出できるのも魅力の一つです。
2. 平屋を建てる3つのメリット
平屋を建てる際の大きなメリットは3つあります。
2-1. 老後も生活がしやすい
平屋は年を重ねてからの生活に本領を発揮します。
平屋建ては2階建てと比べて、階段の昇り降りをする必要がありません。
若いときは階段の昇り降りがきついという意識はないかもしれませんが、
高齢になった時に生活の導線上に階段の上り下りがないのは大きなメリットとなります。
また、車椅子での生活となった場合に2階建てですと移動が大変ですが、
平屋ですと比較的楽に利用をすることができます。
実際、2階があっても階段の昇り降りが億劫になってしまい、
結局1階しか使ってないという人も多いようです。
平屋は生活の全てが平面で完結できるのが、
シニアに支持されている理由のひとつでもあります。
2-2. 構造的に災害に強い
平屋は災害に強いのがメリットです。
重心が低いため、強風の影響を受けづらく、地震による倒壊のリスクも低くなります。
更に2階建てだと避難する際に階段の利用が必要となりますが、平屋の場合は不要です。
建物の構造の強さを検証する「構造計算」の方法のなかに許容応力度計算と呼ばれるものがあるのですが、
平屋建ては2階建てよりも高い耐震制度を確保しやすい傾向にあります。
もちろん、2階建てでも設計の仕方によっては構造として強い建物を建てることはできますが、
シンプルで安全性に優れる点も平屋の魅力でしょう。
2-3. 条件次第で2階建てより坪単価が安い
一般的に平屋は2階建てより坪単価が高いと言われています。
その理由は建物が地面と接する面積が広くなるため、
住宅の基礎や屋根の費用が高くなってしまうからです。
一般的には1割くらい坪単価が割高になるケースが多いと言われています。
しかし、平屋の場合、階段や2階用のトイレなど2階建てでは必要だった設備費用が削減されるため、
条件によっては2階建ての方が坪単価が高くなることもあり得ます。
平屋と2階建ての坪単価がどちらが高くなるかは建築条件次第ですので、
「平屋は高い!」と先入観を持つことなく、
ぜひ建築業者に相談してみてください。
3. 平屋の知っておくべき注意点
ここまで平屋のメリットを見てきましたが、
平屋を建てる際の注意点も確認しておきましょう。
住宅を建てるときは、法律で決められている基準を満たす必要があります。
これは良好な住環境を保つための基準となり、
例えば都市計画区域によって決められた建ぺい率や容積率を超えて住宅を建築することはできません。
建ぺい率 | 敷地面積に対する建築面積の割合のこと |
---|---|
容積率 | 敷地面積に対する延床面積の割合のこと |
大分・臼杵の第一種低層住宅地域などは建ぺい率が50%、容積率100%です。
この条件だと60坪の土地に対して30坪の面積にしか家を建てられません。
しかし容積率100%なので、60坪の面積に2階建てを建築すれば建坪は60坪になります。
また、実際には周辺の環境も考慮しなければなりません。
太陽の光を取り入れやすい南側に高い建物があった場合、
二階建ての場合は吹抜けを取るなどの工夫で明かりを採ることが可能ですが、
平屋の場合はとれる選択肢が限られてきます。
平屋では1階部分に生活に必要な空間の全てを入れるため、
例えばリビングからトイレ、キッチン、浴室など、動線が伸びがちな点にも注意が必要でしょう。
平屋を建てるなら、この辺りもしっかりと考慮してくれる設計士かどうかも見極めるようにしましょう。
4. 大分・臼杵の平屋に需要がある要因
現在、大分・臼杵のエリアで平屋の需要が増えている要因として、
自分たちがいなくなった実家の様子を見ていることが大きいのではと感じています。
2階にある使用していない部屋は物置になり、
親は1階部分で生活の大半を過ごしているのを、
平屋の方が合理的と判断しているのではないでしょうか。
今後も多くの世代で住むかたちから、
夫婦と子供だけでが住むかたちが主流でしょうから、
平屋のニーズは高まってくると考えています。
平屋に住みたい人が増えれば、
もしライフスタイルの変化などで家を売るとなった時も売りやすい環境となっているのではということも考えられます。
5. 理想的な平屋を建てる為の3つのポイント
平屋のメリットと注意点を押えたうえで、
大分・臼杵・佐伯に理想的な平屋を建てようと思われるなら、
次の三つのポイントを押えておくことをおすすめします。。
5-1.平屋に適した土地を探す
平屋を建てる場合、土地の選び方が重要です。
平屋を建てるための広さが必要なのはもちろん、
駐車場を取りたい場合、建物の配置と駐車場への入り方も注意が必要です。
また、周りに高い建物が多い場合は日照時間が少なくなったり、
家の中が暗くなってしまう可能性がありますので注意が必要です。
ご自身で判断をされるのは難しい部分もあるかと思いますので、
平屋をご希望になる際には設計士の方に実際に土地を見て判断してもらうことをおすすめします。
5-2.理想の平屋に必要な費用を考える
理想の平屋を考えたときに、どういった土地が必要なのか。
そして建物自体にはどれくらいの予算が必要なのかを検討することも重要です。
土地が安いエリアであれば、建物にこだわって予算をつかうことができますが、
土地に多くの予算を費やしてしまった場合は建坪が小さくなってしまうことが考えられます。
5-3.信頼できる住宅業者を探す
平屋に限らず、家を建てる際には信頼できる住宅業者を見つけられるかが鍵となります。
いくら値段に折り合いがついても、
住み始めてから不具合がでてくるのでは、本末転倒ですよね。
お願いをしたいという住宅業者があれば、
その住宅業者が建てた平屋を見学させてもらったり、
施工事例を見せてもらいましょう。
小さい敷地や変形した土地でも、対応ができる場合がありますので、ぜひ相談をしてみてください。
【まとめ】大分・臼杵で平屋を建てる為の注意点や3つのポイント
平屋を建てるメリットは「老後も生活がしやすい」「構造的に災害に強い」「条件次第で2階建てより坪単価が安い」ことでした。
理想的な平屋を建てるためには
・平屋に適した土地を探す
・理想の平屋に必要な費用を考える
・信頼できる住宅業者を探す
に3つのポイントを押えておくことをおすすめします。
「平屋は高いんじゃないか…」
「どういう土地がいいのかわからない…」
と悩んでいる場合は、実際に平屋を建てている住宅業者に相談することをおすすめします。
きっといいアドバイスをしてくれるはずです。
平屋を建てたいと思うあなたの家づくりに少しでもお役に立てていたら幸いです。
私たち樹の家こころ舎は大分市・臼杵市・佐伯市を中心に注文住宅を専門に扱う工務店です。
平屋の施工事例も多数ありますので、家づくりでお困りのことがありましたら、
お気軽にご相談ください。
このコラムを書いているのは…
【株式会社樹の家こころ舎】
大分市・臼杵市・佐伯市を中心に注文住宅を専門につくる工務店です。
元々、独立して設計事務所を開いていた代表が、
「いい図面だけではなく、しっかりと施工まで管理をしなければ、いい家にはならない」
と工務店をひらいたことにはじまりました。
性能や設計にもこだわりがありますが、
何より、人生でたった一回の家づくり。
家をつくっていく過程そのものが、
楽しいものにしたいとの思いで、
日々お家づくりのお手伝いをさせていただいています。